一般不妊治療・体外受精・顕微授精 西山産婦人科不妊治療センター

院長 西山幸江(生殖医療専門医・臨床遺伝専門医)
名誉院長 西山幸男(生殖医療専門医)

高度生殖医療

高度生殖医療

当院における高度生殖医療の特徴

当院で体外受精を行い、三重県初の体外受精の赤ちゃんが誕生したのは平成2年6月でした。
以来、一貫して、高度生殖医療(体外受精・顕微授精など)を行なってきました。
着床前診断は現在に至るまでの技術を反映しており、日々新しい技術の習得と研鑽を心がけております。

体外受精を受けられる方へ

  • 不妊原因によっては、体外受精・顕微授精を選択せざるを得ないご夫婦もおられます。しかし、患者様にとって高度生殖医療への挑戦には、かなりの決意が必要なことも事実です。 当院では安易に体外受精・顕微授精をお勧めすることはありません。不妊原因を精査した上で、妊娠に結びつく最良の治療法であることを丁寧にご説明した上で、あくまでも患者様ご自身の意志を大切にしております。
  • 当院では説明会を開き、治療内容を詳しく説明しております。起こりうるリスクについても率直に解説し、医師に質問する時間も設定していますので、ぜひご参加ください。

体外受精・胚移植に対する基本姿勢

安全・安心を基本に調節卵巣刺激を行なっています。

当院では患者様にとって副作用(卵巣過剰刺激症候群など)の少ない安全で、安心の治療がベストと考え「排卵促進剤の使用をできるだけ少なくし、必要最小限度の卵子を採卵する」方針のもとに、調節卵巣刺激による体外受精を行っています。その結果、母体の合併症はほとんど認められなくなりました。

胚移植数は原則1個ないしは2個を厳守しています。

日本産科婦人科学会は2008年4月に妊娠・分娩における母児リスクが高くなる多胎妊娠を防止する目的で移植胚数1個を原則とする見解を示しています。

これらの方法は採取する卵子数が少ない分、採卵時間も短時間ですみ、女性の身体的負担が軽減されますが、胚の取り扱いには高い技術を要求され、妊娠していただくためにはより慎重に進めなくてはなりません。
いずれにしましても、患者様の治療上の不安が少しでも軽減され、尚かつ、よい結果が得られますよう、院長はじめスタッフ一同、研究と技術の研磨に努力しております。

※クリックすると詳細がご覧いただけます。

当院高度生殖医療の歩み
昭和
59年
西山産婦人科開院(津市栗真中山町)。西山幸男医師、院長就任。
当院は開院当初より、分娩をはじめとする一般産婦人科診療の中に不妊外来を設け、一組でも多くのご夫婦に赤ちゃんが授かることを願いつつ、臨床治療に力を注いで参りました。
平成
2年
三重県初の体外受精(新鮮胚移植)による赤ちゃんの出産に成功
平成
6年
2月
三重県初の凍結受精卵胚移植による赤ちゃんの出産に成功
平成
6年
3月
三重県初の顕微授精(囲卵腔内精子注入法)による赤ちゃんの出産に成功
平成
7年
三重県初の顕微授精(細胞質内精子注入法:ICSI)による赤ちゃんの出産に成功
平成
14年
不妊治療センター開設
この年3月をもって分娩取り扱いを停止し、4月より不妊症専門の不妊治療センターへ転進致しました。
平成
18年
10月
受精卵を急速凍結するガラス化法を開始。
ガラス化法は従来の緩慢凍結法に比べ、急速凍結、融解の段階ともに、受精卵への影響が少なくなります。
平成
19年
11月
本格的にレーザーによるアシステッド・ハッチングを開始。
レーザーでのハッチングによりなかなか妊娠できなかった患者様に効果的なよい方法であると確信。
オーサイトシステムの導入
顕微授精を行うにあたって紡錘体を確認できるようになり卵子の細胞を傷つけない安全な顕微授精に改善。
平成
25年
4月
西山幸江医師が、常勤医として加わりました。
平成
25年
11月
西山産婦人科は開院30周年を迎えました。
平成
26年
4月
西山幸江医師が、副院長に就任いたしました。
平成
27年
4月
西山幸江医師が担当する「不育症」「遺伝相談」専門外来を開始いたしました。
タイムラプス機能搭載の培養器(受精卵観察システム:CCM-iBIS)を導入。
タイムラプス(時間経過)を観察できる機能があります。胚を培養器から出さずに観察が可能なため、従来の培養器よりも培養環境の変化が少なく、妊娠率向上が期待されるシステムです。
平成
29年
6月
津駅東口近くに新築移転(津市栄町)。
西山幸江医師、第2代院長就任。西山幸男医師、名誉院長就任。

当院における高度生殖医療について

PAGETOPへ