タイミング法とは
タイミング法は、不妊治療の第一歩として多くのご夫婦に試みられる方法です。排卵のタイミングを適切に把握し、医師の指導のもとで行うことが、成功への鍵となります。 排卵が遅れがちな場合や、排卵がある周期とない周期があるなど不規則な場合は、適切に排卵誘発剤を使って確実に排卵させる努力をします。
タイミング法は、不妊治療の第一歩として多くのご夫婦に試みられる方法です。排卵のタイミングを適切に把握し、医師の指導のもとで行うことが、成功への鍵となります。 排卵が遅れがちな場合や、排卵がある周期とない周期があるなど不規則な場合は、適切に排卵誘発剤を使って確実に排卵させる努力をします。
基礎体温の確認
基礎体温を毎日測定し、排卵のタイミングを特定するためのデータを収集します。基礎体温の変動から、排卵の時期を把握しやすくなります。
排卵検査による排卵日の予測
超音波検査にて卵巣内の卵胞の大きさを観察し、排卵が近づいているかどうかを判断します。個人差はありますが、卵胞が約20mmになると排卵間近であると考えられます。さらに、排卵の近さを確認するため、子宮頚管粘液の状態や、尿中又は血中のLH(黄体化ホルモン)濃度測定を通じて、排卵の正確なタイミングを確認します。
タイミングの指導
排卵日の予測をもとに、最適な性交のタイミングを指導します。通常、排卵の2〜3日前から当日までの期間が最も妊娠しやすいとされています。
妊娠の確認
生理予定日から1週間以上生理が遅れて来た場合や、妊娠検査薬で陽性反応が出た場合には、超音波検査を通じて、妊娠の確認を行います。正常妊娠では妊娠5週に子宮内に胎嚢(GS)が確認できます。
タイミング法で妊娠できるかどうかは個人差が大きく、治療を始めてすぐに妊娠する方もいれば、なかなか妊娠できない方もいます。個々の状況や女性の年齢などにもよりますが、半年ほどタイミング法を続けても妊娠しない場合は、治療のステップアップをおすすめし、治療方針の見直しを行います。