当院は平成2年に三重県初の体外受精の妊娠出産に成功し、全国に先駆けて体外受精を行い不妊治療施設として実績を積んでまいりました。
平成29年には現在の地に移転し、より良い環境を整え、ひとりでも多くの患者様に妊娠という形で貢献できるよう日々努力してきました。今後もこの思いに変わることなく患者様と二人三脚で歩んでゆきますが、診療体制の変更に伴い、当院での採卵は令和7年12月をもって終了させて頂きたいと思っております。凍結胚の管理については引き続き行い、融解胚移植のできる体制を維持していく予定です。

今後は一般不妊治療を始め、不育症、婦人科疾患、女性のための簡易婦人科ドック、それ以外にも子宮がんワクチン接種、臨床遺伝専門医としての仕事等、私自身として幅を持った仕事に取り組みたいと思います。

女性の一生は思春期から更年期までの過程で医師を必要とする場面が多くあります。
頼ってくれる患者様に真摯に向き合い、女性のライフステージに合わせた診療に取り組みたいと思います。

診療体制の変更に伴い皆様にはご迷惑をお掛けしますことを心よりお詫び申し上げます。診療体制へのご理解を何卒、よろしくお願い致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和7年1月6日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西山産婦人科　理事長　西山幸江